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一寸法師(いっすんぼうし)

放送回No.1209(0764-A)
放送日1990年09月01日(平成02年09月01日)
出典(表記なし)
クレジット演出:若林常夫 文芸:沖島勲 美術:青木稔 作画:若林常夫
ナレーション常田富士男
備考出典元不明ですが、初期版のリメイク版である点をふまえ「大阪」としています。

あらすじ

むかしむかし、ある所に子供のいないおじいさんとおばあさんが住んでおりました。ある日のこと、二人は一寸(約3.03cm)の小さな赤ん坊を拾い、「一寸法師」と名付けて育てることにしました。一寸法師は賢く親孝行な子でしたが、いつまでたっても大きくなりませんでした。

一寸法師は十五歳頃になった時、広い世の中を見るために都へ出たいと言い出しました。おじいさんもおばあさんも心配でしたが、一寸法師の決心は固く、縫い針の刀と麦藁の鞘を持ち、お椀の舟に箸の櫂で川を下って、都へ旅立ちました。

一寸法師は一所懸命櫂をこぎ続け、ようやく都へ辿り着きました。そうして、都で一番立派な屋敷に行き、屋敷の主人に雇ってくれと頼んだのでした。屋敷の主人は小さい体に大きな志を持った一寸法師に感心して、姫様の家来として雇うことにしたそうです。

何年かたったある日、一寸法師は姫様のお伴をして観音様にお参りに行きました。その帰り道のこと、薄暗く人気のない道で突然二匹の鬼が現れ、姫様を攫って行こうとしたのです。一寸法師は刀を抜いて立ち向かいましたが、鬼は小さな一寸法師を馬鹿にして、一口で飲みこんでしまいました。

すると一寸法師は鬼のお腹の中で暴れまわり、たちまち鬼を降参させてしまいました。そして、一寸法師は鬼のお腹から飛び出すと、もう一匹の鬼の目を刀で突き刺して、これもたちまち降参させてしまいました。鬼どもはすっかり恐れ入って、なんでも願いの叶う「打ち出の小槌」という宝物を置いて逃げて行きました。

その後、一寸法師は打ち出の小槌を使って大きく立派な体になり、望まれて姫様の婿になりました。そうして故郷のおじいさんとおばあさんを都に迎えて、一生幸せに暮らしたということです。

(投稿者:ニャコディ 投稿日時 2014/11/8 10:34)


地図:住吉大社

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