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さるかに合戦(さるかにがっせん)

放送回No.1168(0737-A)
放送日1990年02月17日(平成02年02月17日)
出典(表記なし)
クレジット演出:芝山努 文芸:沖島勲 美術:門野真理子 作画:海谷敏久
ナレーション常田富士男
備考出典元不明ですが、初期版のリメイク版である点をふまえ「新潟」としています。

蟹は死なないバージョンのサルカニ合戦です

むかしむかしあるところに、猿と蟹(かに)がおりました。

ある日、二人で散歩していると、蟹がおいしそうなおにぎりを、猿は柿の種を拾いました。猿は「おにぎりと交換してあげよう」と言い、断る蟹から無理やりおにぎりを奪い、代わりに自分の柿の種を投げよこしました。

蟹は仕方なく柿の種を自宅に持ち帰り、さっそく柿の種をまきました。蟹が歌えば、あっという間に柿の種がぐんぐん成長して、美味しそうな赤い柿がたくさん実りました。

再び現れた猿が、木に登れない蟹の代わりに柿を取ってきてやる、といいさっさと柿の木に登り、美味しそうな柿をむしゃむしゃ食べ始めました。木の下で待っている蟹には、青くて固い柿の実をぶつけ、おかげで蟹は体中傷だらけになってしまいました。

家でウンウンうなって寝込んでいた蟹のために、蜂(はち)どん、臼(うす)どん、栗(くり)どん、牛の糞(ふん)どん、が猿をこらしめてやることにしました。彼らは、猿の留守中に自宅に忍び込み、隠れて猿の帰りを待ちました。

猿が戻ってくると、囲炉裏の栗がはじけ、水がめから飛び出した蜂が刺し、糞で滑って転ばせ、屋根から落ちてきた臼につぶされて、猿は命からがら逃げて行きました。

(紅子 2011-2-22 16:01)


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