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宝の下駄(たからのげた)

放送回No.0110(0067-A)
放送日1977年01月15日(昭和52年01月15日)
出典(表記なし)
クレジット演出:小林三男 文芸:沖島勲 美術:竹内靖明 作画:スタジオアロー
ナレーション常田富士男

あらすじ

昔、ある村に貧乏な男の子と病気の母親がいた。親孝行なこの男の子は、逆立ちするのが得意で、いつも逆立ちして歩いていた。

明日は正月なのに、男の子の家には一粒の米も無かった。それで、いつものように親戚のおじさんの家にお金を借りに行ったが、けちんぼな権三(ごんぞう)おじさんはお金を貸してくれなかった。

男の子がおじさん家から逆立ちしながら帰っていると、変な仙人が空から降りてきた。その仙人は、「履いて転べば、背が縮むかわりに小判が一枚出る」という、不思議な一本歯の高下駄を男の子に渡した。男の子は三回転んで小判を三枚出し、母親の薬と正月の餅を買い、この下駄を宝物として神棚にまつった。

しばらくするとこの噂を聞きつけた権三おじさんがやってきて、宝の下駄を強引に借りていった。欲張りな権三おじは、大きな風呂敷の上で何度も何度も転び、沢山の小判を出した。しかし、自分の身長も小さく縮んでいる事に気が付かず、とうとう小さな虫になってしまった。

これが「ごんぞうむし」ということだ。

(紅子 2011-10-11 3:43)


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