放送回 | No.0011(0006-A) |
放送日 | 1975年02月11日(昭和50年02月11日) |
出典 | (表記なし) |
クレジット | 演出:光延博愛 文芸:平見修二 美術:半藤克美(スタジオユニ) 作画:山崎久 |
ナレーション | 市原悦子 |
山に何日も雪が降り続き、食べ物がなくて、腹の空かせた狐が里に降りてきた。
そこでかわうそに出会い、魚をとる方法を教えて貰う。しかしかわうそは狐を騙そうとして嘘を教えることにした。夜中に湖に行き、厚い氷の張ったところにぽっかり穴があいていたら、そこにしっぽを垂らすと大きな魚がかかると教える。
その嘘をすっかり信じた狐は、かわうそに言われたとおり、ものすごく寒い日の夜、氷にはった湖にあいた穴を見つけ、冷たいのを我慢してしっぽを垂らした。
じっとまっているとだんだん湖の氷が凍ってきて狐のしっぽは厚い氷に挟まれてしまった。しかしそれを大きな魚だと勘違いした狐は力一杯引っ張ると、しっぽはちぎれてしまったそうな。
(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:57 )