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No.1035
かえるとねずみ
カエルとネズミ

放送回:0653-A  放送日:1988年06月11日(昭和63年06月11日)
演出:辻伸一  文芸:沖島勲  美術:田中静恵  作画:辻伸一
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あらすじ

ある池に横着者のカエルが住んでいた。

このカエル、ある時楽をしてあちこち見物して歩きたいものだと思いつき、通りすがったネズミに「俺はお前の親父の友達だ」と嘘をついて言葉巧みにネズミを騙し、葉っぱのそりをネズミに曳かせてあちこち見物して廻った。

ところが、散々楽しんだ後カエルが「御馳走するから俺の家まで来るか」と口から出まかせを言ったのをネズミが本気にしてしまってさぁ大変。慌てて「俺の家は水の中だがそれでも平気か」と慌てるカエルにネズミは「俺の足に紐を結んでカエルさんの足に結んで下さい、そうすれば水の中でも行けますから」と言う。機嫌を損ねたカエルはネズミの足に紐を結びつけていきなり水の中に潜り、ネズミの息が切れるまで知らんぷりを決め込んだ。

案の定水の中で息がつまり、慌てて水面に顔を出したネズミを上空から大きな鷹が襲い、水中のカエルもろともさらってしまった。ネズミは必死に紐を噛み切ってなんとか木の上に降りる事が出来たが、カエルは空中から鷹に落とされて岩に体を打ちつけてしまい、二度と歩けない体になってしまったそうな。

(投稿者:熊猫堂 投稿日時 2014/6/28 20:42)


ナレーション常田富士男
出典クレジット不明
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※掲載情報は 2014/6/29 7:51 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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松岡尚  投稿日時 2016/9/30 6:11
カエルとネズミの出典表記には愛知のむかし話(日本標準)が記されています。
熊猫堂  投稿日時 2014/6/28 20:42 | 最終変更
辻伸一さんの存在を知るきっかけになったのが、この昔話でした。カエルの横着ぶり(そしてそれを演じた市原さんの演技)が物凄く印象深い一編です。
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