お話データベース (1474 件)
まんが日本昔ばなしで放送されたすべてのお話です。映画で上映されたものやテレビスペシャル放送のお話も含まれます。
昔々、日照りが長く続き作物は枯れ、病気が流行り多くの人が死んだ。そんな中、一人の医者が病気にかかって死んだ。三途の川を渡り、極楽へ行くか地獄へ行くか、閻魔大王に決められ...
昔、ある村に、一軒のアメ屋さんがありました。ある夏の夜、あまり見かけない女の人がアメを買いにやってきました。アメ屋さんが入れ物に水アメを入れてあげると、女の人は消えるよ...
むかし、国中を旅している坊様がおりました。ある日のこと、坊様はある村にさしかかりました。その村の村人達は元気がありません。毎年秋祭りが近づくと娘がいる家に白羽の矢が立ち...
昔、ある村のお寺の本堂には、あずきとぎのお化けがいるとの噂だった。そしてその村には、ちと頭が足りない兵六(ひょうろく)という若い男がいた。お化けや幽霊を全く怖がらない兵...
昔、ある田舎町に、新しい宿屋が店を出しました。このの主人はあまりお金もなかったので、必要なものをほうぼうの古道具屋さんから買い集めました。ある日のこと、初めてのお客が二...
昔ある所に、一軒の骨董屋がありました。今日はあいにく主人夫婦が留守で、甥の忠兵衛が留守番をしていました。ふと一人の客が入ってきて、店内のいろいろな掛け軸を手に取りはじめ...
昔、南会津の山奥を流れる水無川の上流で、四人の木こり達が木を伐っていました。暑さが続き仕事に疲れた木こり達は、明日は仕事を休んで「根流し」で楽して魚を捕ろう、という計画...
昔、下関(赤間関、あかまがせき)の阿弥陀寺(あみだじ)というお寺に、びわ法師の芳一(ほういち)という男がいた。幼いころから目が不自由だったが、琵琶(ビワ)の腕は師匠をし...
江戸の町のお掘りに「おいてけ堀」と呼ばれるお堀がありました。そこで釣りをした人が帰ろうとすると、お堀から不気味な声で「おいてけ~」と言う声が聞こえるので、皆が魚を放り投...
ある村に、ミケランという若者がいました。ある日、ミケランが畑からの帰り道に美しい羽衣を見つけ、どうしても欲しくなって持っていたカゴの中にそっと入れました。しかし、その羽...
昔ある村に、田吾作という働き者の百姓がいました。息子が足を怪我して動けないので、いつもは二人でやる代かき(しろかき)を田吾作一人でやる事になりました。しかし、馬は思い通...
昔、ある山に狐と熊が住んでいた。ある日狐が熊のところへやってきて、一緒に畑を作ろうと誘う。狐が言うには、「熊さんは山で一番の力持ちだ。だから畑はおまえさんが作る。そのか...
秋田県の山奥の鹿角(かづの)の領に、さだ六という鉄砲打ちの名手がいた。さだ六は、子牛ほどもある真っ白なシロという秋田犬を飼っていて、とても優秀な猟犬だった。さだ六は、猟...
昔、森の中に小さな村と古い沼があった。その古い沼には一匹の河童が住んでいて、村人たちに悪さばかりしていた。ある日、旅のお坊さんが河童の住む沼に訪れて、なぜ悪さをするのか...
男が天狗にサイコロ博打で勝ち、借金のカタに羽うちわを奪う。これはあおぐごとで鼻を伸び縮みさせる羽うちわだった。男はこれで長者の娘の鼻を延ばし、自分が元に戻して婿入りする...
昔、足柄山の山奥の家に金太郎と母親が暮らしていました。金太郎は産まれた時からの力持ちで石臼をハイハイしながら引きずってしまうほどでした。金太郎が歩き始めると、母親は金太...
昔、ある村に彦市というとんちの働く男が住んでいました。彦市どんの裏山には、悪さをする狸が住んでいて、是非とも一度は彦市どんを騙してやらねばと考えていました。ある寒い夜の...
昔、信州中野鴨ヶ岳(かもがたけ)の麓に小館城(こたてじょう)という城があり、城主の高梨摂津守政盛(たかなしせっつのかみまさもり)には黒姫という美しい姫君がいた。ある春の日の事、...
江戸に海丸という海産物問屋があり、そこにお梅どんという十八になる女中がいた。お梅どんはたいそうな働きもので気だても良かったが、決して器量よしというわけでなかった。ある夏...
犀川という川のほとりに、小さな村があった。この川は毎年秋の大雨になると氾濫し、村人を困らせていた。この村に弥平という父親とお千代という娘が二人で暮らしていた。お千代の母...
北海道の山奥に美しい大きな湖があった。その湖のそばで、少年サマイと勇者カンナカムイが話をしていた。カンナカムイは大きな鹿と戦う話をサマイに聞かせていた。ところで、ある頃...
ある山里に成信という若者が一人で住んでいた。ある年の夏、成信が田んぼで仕事をしていると一人の娘が通りかかり、倒れ込んでしまった。成信は家に連れて娘を介抱した。2、3日経つ...
ある大川のほとりに住む渡し守の船頭が、前日の大雨で流れた木を拾おうとすると、座頭の水死体が流れてきた。船頭は畑の中に丁寧に埋葬してやると、そこから大きな木が生え、見物客...
金持ちの息子の栄助と貧しい家の五郎の仲良し二人が楽しく旅をしていた。二人はある宿屋に泊まるが、その夜、五郎はなかなか寝付かれなかった。すると宿屋の女将が起きてきて、囲炉...
かもとりごんべえという鉄砲撃ちが、一度に百羽のカモを捕まえようと、冬の氷のはった池に行って、凍り付いたカモ一羽一羽に縄を掛けていった。そうして九十九羽のカモを生け捕りに...
ある島に佐助という間の抜けた少年がいた。佐助はまだ漁にでたことはなかったが、親方に頼み込んで食事の世話をする「かしき」として漁に連れて行って貰えることになった。かしきの...
大雨が降るとすぐに橋が流されてしまう川があった。困った村人たちは相談して橋造りの名人の大工に頼むことにした。大工が流れの速い川を眺めていると、川から鬼が現れて、目ん玉を...
幼くして父親を亡くした男の子が、母親のいいつけで茄子の苗を買ってきて植えると、苗はぐんぐん伸びて雲の上まで届いた。その茄子の木を登って雲の上に行くと、大きな屋敷があった...
太古の昔、人々が信濃に住み始め、開拓に汗を流していた。ここに、人々を束ねる若くてたくましい長(おさ)がいた。さて、長のもとに夜な夜な一人の女が通うようになるが、女の素性...
ある農家にお爺さんとお婆さん、そして馬が一頭いた。この馬を狙って泥棒が忍び込み、梁の上に隠れた。同じ時に、狼も馬を狙って家に入り込んだ。お婆さんは幼い子どもを寝かしつけ...
昔、兵六(ひょうろく)というお人好しの男に美しい気立てのいい妻がいて、二人は仲良く幸せに暮らしておりました。兵六は妻があまりにも美しいので、その顔にずっと見とれてばかり...
ある山寺のやんちゃな小僧が和尚さんにお願いして山へ栗拾いに行かせて貰うこととなった。和尚さんは、山姥が出たら使うようにとお札を三枚出して小僧に渡す。小僧は山で栗拾いに夢...
お爺さんが山で柴刈りをしていると、どこからともなく「でんかしょ、でんかしょ」とかけ声が聞こえる。声のする方に行ってみると、ネズミが二匹相撲を取っていた。太っているネズミ...
むかしむかしのことです。ある家に三人の男の子の兄弟と母親とが住んでおり、ある時お母さんは重い病にかかってしまいました。ある日のこと、お母さん「おら、山梨が食べてえなあ。...
紀伊国に漁師の夫婦が暮らしていた。念願の子宝を授かったものの、産まれた女の子はいつまでたっても髪が生えなかった。両親が不思議に思っていた頃、沖の向こうで不思議な光が発せ...
北国での話。子ども達が村のお堂の前で遊んでいると、突然風が吹き、大きな子どもがやって来た。その子は村の子ども達に柿や栗のたくさんなっている山に連れて行ってやると言う。子...
京のはずれに安国寺というお寺があり、一休という頓知のきく小坊主がいた。寺の和尚は甘いものが大好きでいつも一人でこっそり水飴を舐めており、これは子どもが舐めると毒だと嘘を...
河内国交野に美しいお姫様がいた。姫の母君は長い間病床にあり、自分が死んだあとの姫の行く末を案じ、観音様にお参りしたところ、姫の頭に鉢をかぶせよというお告げがあった。母君...
山奥にあるしょじょ寺は、山のたぬきが化けて脅かすので、なかなか和尚が居着かなかった。新しくやってきた高僧も、一つ目小僧やろくろ首に化けた狸に驚かされて逃げ出してしまった...
山奥に病気で寝たきりの父親と、幼い息子が二人で住んでいた。息子は毎日山で薪を拾っては、町へ売りに行ったり、谷で魚を捕ったりして暮らしていた。ある日、息子が薪拾いに夢中に...
ちょうふく山に住む山んばが子どもを産んだから、ふもとに住む村人に祝いの餅をもって来いといいつけた。村人は餅をついたものの、誰も怖がって持っていこうとしない。村人が話し合...
山に住む乱暴者の猿たちが田や畑を荒らして困っていたお爺さんとお婆さんは、お爺さんにお地蔵さまの格好をして畑に立てば、猿も悪さをやめるのではないかと考えた。畑にやってきた...
ものぐさなお爺さんとお婆さんが自分たちの垢を集めて人形を作ったら、その人形が動き出し、飯まで欲しがった。ある日その子が突然力試しの武者修行に行くと言い、百貫目の鉄棒を作...
日向国の米良(めら)の庄に漆取りの兄弟がいた。兄が漆の木を探して山の中を歩いていると、気味の悪い淵に出た。兄はうっかり鉈を淵に落としてしまい、淵に潜って探しているうちに...
源氏の総大将源義朝は平氏の手によって討たれ、その妻常盤は今若、乙若、牛若の三人の子どもとともに捕まり、平清盛の前に連れ出された。清盛は子ども達の首をはねるように命じるが...
長者が使用人を集めて、それぞれの初夢を語るように命じた。みんなが長者に初夢を話すのに、小僧だけがどんなにお金を出すと言われても話そうとはしなかった。怒った長者は小僧をく...
昔ある山奥に、六十歳以上のお年寄りは親であっても山へ捨てなければならない、というお触れ(ルール)がある所がありました。この村に一人の息子と年老いた母親のすむ家がありまし...
ものすごく貧乏な男がいたが、それは家に貧乏神が住んでいたからだった。その暮らしを見かねた村の人たちが、その男に嫁を世話してやった。嫁はとても働き者で朝から晩まで良く働い...
お爺さんが柴刈りから帰る途中、子狐が木の実をとろうとしていた。お爺さんが木の実をとってやると嬉しそうにしていつまでもお爺さんの後ろ姿を見送っていた。ある日、お爺さんが町...
ある村に一人の男の子が産まれたが、その子は大人の小指ほどの大きさしかなかった。それでも両親は一寸法師と名付けて可愛がったが、何年経っても少しも大きくならなかった。ある日...