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赤牛に乗った仙人
...のために毎日草を刈っては牛に食べさせてきた。作蔵の住む村の中では、「鳴滝には赤牛にのった仙人がいて、滝の麓には赤牛に食べさせるための草がある。その草を刈ると、仙人の祟りを受ける」という言い伝えがあり、だれも近寄らなかった。 ある日、作蔵はいつも通り草を刈っていたが、あと1束というところで草が無くなってしまった。すぐ目の前には鳴滝がある。「1束くらいいいだろう」と、鳴滝の麓に行き、草を刈った。すると、滝上から赤牛に乗った仙人が現れた。「私の姿を見たことを、誰にも話すな」と恐ろしい口調で仙人に言わ...

長津呂のかくれ里
むかし、南伊豆の長津呂(ながつろ)に与丸(よまる)という若者が母親と二人で暮らしていた。家に財産と呼べるようなものは、飼っている赤牛のアカくらいのものだった。それでも与丸はいたって気がやさしく、仕事のない日は浜辺の大岩の上で昼寝をするのがなによりの楽しみだった。 ところがこの与丸、ちょっと人が良すぎるところがあった。今日は庄屋さんの家で働いてきたのに、もらったお金は権左に貸してしまい、また吾作に貸したお金も返してもらっていない。この前は次郎兵衛の所で働いたのに、一銭ももらわずに帰って来たりといった調...

対島の赤牛
...すると池の方から化け物の咆哮が聞こえた。僧が本堂から外に出てみると、そこには赤牛がいた。僧は赤牛に向かって、「もしそなたに仏性(ぶっしょう)があるなら人間の姿になって話してみなさい。」と言う。すると赤牛は夜叉(やしゃ)の女の姿になって本堂に入ってきた。 赤牛を目の前にして一切動じない僧を見て、赤牛は問いかける。「主(ぬし)は命が惜しくないのか?」僧はこれに応えて言う。「自分は命に執着はない。そなたには仏性がある。仏の功徳(くどく)を聞かれてはどうか。ここに来た理由は救われたいがため?」 赤牛は...

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