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お話データベース
身代わり地蔵
昔々、あるところに、歳を取った母と五作という親孝行な息子が、二人で暮らしていました。五作は貧乏でしたが信仰深く、朝夕近くのお地蔵さまに手を合わせておりました。 ある日、母が「お前のお父が生きておった頃、よくマクワウリ(甜瓜、メロン)を買ってきてくれたもんじゃ。ありゃうまかった」と言いました。 五作は、母のそんな話を聞いて、悪いことだと思っていましたが、近所の畑からマクワウリを盗んでしまったのです。何も知らない母親は、うまいうまいと言ってマクワウリを食べました。 しばらくして、母親が「もう一度だけマク...
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きえた西瓜
...んだん元気がなくなっていった。 時は過ぎて夏になり、じいさんの畑には見事な西瓜がたくさん実った。じいさんは、その西瓜を旅人達に1個二文で売ることにした。じいさんの西瓜は大変美味しく、飛ぶように売れた。そのうちじいさんはだんだんと西瓜の値段を、五文・十文と上げていった。 ある日一人の老人が通りかかり、自分は銭を持っていないので、西瓜を1個恵んでほしいと言ってきた。じいさんはこれは売り物だから、ただでやることはできない、と拒否した。すると老人は西瓜を食べていた旅人から、西瓜の種を少し貰い受けた。 ...
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夫婦岩
...ような夫婦でしたが、この息子だけは大変な可愛がりようでした。 ある日、嫁が山瓜を取って帰って来ました。働きもせず家で嫁の帰りを待っていた清三郎は、山瓜を一人で食べようと、息子を連れて崖の上に登りました。それに気が付いた嫁が、崖をよじ登って追いかけていくと、清三郎は崖上から山瓜を投げつけました。次々に山瓜を投げつけるうちに、清三郎は誤って息子を崖の上から投げつけて殺してしまいました。 息子の死を後悔しきれなかった夫婦は、国司(くにし)神社の前にひれ伏して教えを乞いました。神さまは「死んだ者は生き...
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桃太郎
おばあさんが川から拾った桃を切ろうとしたら、桃が自然に割れて中から男の子が飛び出してきた。桃太郎と名付けられた男の子は見る間にすくすく育ったが、一言も口をきかなかった。 しかしある日突然「鬼退治に行く」と言い、きびだんごを持って鬼退治に出かけた。 道中に犬と猿と雉を家来にした桃太郎は鬼の住む鬼ヶ島に上陸し、酒盛りしていた鬼どもを奇襲攻撃し、桃太郎の怪力と石頭、家来のかみつき、ひっかき、つつき攻撃により見事に鬼を退治し、村からうばった宝をとりもどした。 (稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 ...
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七夕さま
...で水を汲むという難問は、嫁の知恵でざるに油紙を敷いてクリアしたが、今度は畑の瓜を褒美にやるという。但し、瓜は必ず縦に切れと言うのだ。若者が言われた通り、畑の瓜を縦に切ると、何と瓜からは水があふれ出し、その水は天の川となって若者を押し流してしまった。 流される若者に向かって、嫁は七日に会いましょうと言うが、若者がこれを七月七日と聞き間違え、二人は毎年七月七日に、天の川をはさんで一日しか会えなくなってしまった。そして、これが七夕の始まりだということだ。 (投稿者: やっさん 投稿日時 2012-7...
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極楽もどり
...は村人に惜しげもなく分ける与える気立ての良さもあり、村人からたいそう親しまれていた。 そんなある夏の日、婆さまが畑で白瓜の収穫をしていると、どこからともなく不気味な出で立ちの男が現れた。男は鐘を叩きながら「極楽往生、極楽往生・・・」と呟くと、...なった。こうなると頑固者の婆さまのこと、是が非でも思い出さないと気が済まない。橋の中ほどで立ち止まって考えていると、まだ白瓜を漬けていない事を思い出し、急いで下界に下りて来たのだと言う。 これを聞いた村の者たちは、呆れるやら感心するやらで言葉が出なか...
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爺婆かぼちゃ
...いていた。ハナは赤鬼に傷の手当をしてあげ、またお腹を空かした赤鬼に畑で取れた瓜(うり)を食べさせてあげた。 ところがこの瓜もまた小さい。「どうして瓜がこんなに小さいんじゃ?」赤鬼が言う。そこでハナは、薬売りが言ったことを話して聞かせ、自分にもお爺やお婆がいたらと言う。 すると赤鬼は、お礼に南瓜(かぼちゃ)の種と小槌(こづち)を渡し、この種を畑に蒔き、実をつけた南瓜の中で一番大きなものを小槌でたたくようハナに言うと、山の中に帰っていってしまった。 ハナは赤鬼に言われた通り、その日の夜に南瓜の種を...
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こんにゃく坊
...ら離れた風呂小屋の中にあるんじゃが、坊様が近づくと、誰もおらんはずの風呂小屋の中から人の声がする。不思議に思うた坊様が中をのぞいてみると、ツルツル頭の人が一人、湯につかっておった。「わ、わしが風呂に入っとるぅ~!」なんと、その人の顔や声は坊様に瓜二つじゃった。 これはキツネかタヌキの仕業に違いないと思うた坊様と作兵衛どんは、釜茹でにして懲らしめてやることにしたんじゃ。二人は足音を忍ばせて風呂小屋に近付くと、一気に風呂に蓋をして、その上から漬物石で重しをし、火をどんどん焚いた。いきなり茹でられて...
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七夕さま
...た事を快く思っていませんでした。ミケランを困らせてやろうと、父親は炎天下での瓜畑の番を言いつけました。とても喉が渇き我慢できなくなったミケランは、畑の瓜をひとつ取ってかぶりつきました。すると瓜から大量の水があふれ出し、大きな天の川となってミケランと七夕を引き離してしまいました。 二人は天竜星(てんりゅうぼし)と織姫星(おりひめぼし)となり、一年に一度だけ、七夕の日に会う事が許されました。 (紅子 2011-10-15 3:08)
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金のうり
...み、神様に祈った。高い崖の上から海に飛び込こんだ金松兼は、暗い海の底に黄金の瓜を見つけ、そのウリを持って王様の住む首里に向かって出発した。 首里城に着いた金松兼は、「金の瓜のなる種はいらんかねぇ~」と大声で叫んだ。しつこく門前をうろつく金松兼は、ついに首里城内に招き入れられた。金の瓜種を見た王様は、「本当に金の瓜がなるのか?嘘だったら子供でも容赦しないぞ」と念を押した。 王様を恐れることなく、金松兼は言った。「確かに金の瓜がなります。しかしこの金の瓜は、屁をふらぬ女が植えなければなりません」そ...
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瓜生島とえびすさま
昔、九州別府の湾には、瓜生島というきれいな島が浮かんでいたそうだ。 瓜生島には、島の守り神として恵比寿さまが祀られており、この恵比寿さまには不思議な言い伝えがあった。恵比寿さまの顔が赤くなったら、島は沈んでしまうというものだった。反対に、恵比寿さまを大事にしていればご利益もあり、魚もたくさんとれるということだった。そのため島の人々は、毎日交代でお供え物をし、恵比寿さまを大事にしていた。 ところが、どの村にも人を困らせては、それを喜ぶ者もいるもんだが。瓜生島にも、悪太郎(あくたろう)と島中から呼ばれ、...
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酒を買いに来た河童
昔、あるところに大きな川が流れていて、その川の淵になった所に河童が住んでいた。 この河童には妻も子も居たのだが、数年前に悪い風邪が流行った時に相次いで他界していた。今は年老いた河童だが、妻子が居た頃は覇気もあって近隣の村の村人を化かしては西瓜や作物を取ったりしていた。 ところで、河童というのは自分のことを「オラ」ではなく「アラ」としか言えないという話が、この地方では有名であった。冬の寒さと家族の居ない侘しさに、妻子の命日を思い出した河童は、景気よく酒でも飲みたいと、久しぶりに人間を化かして酒を仕入れ...
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