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草かり亀
石川県の額見と言うところに、六兵衛と言うおじいさんが住んでいた。昔は腕の良い樵として方々に知れていた剛の者だったが、今は御宮の草刈りを仕事にして暮らしていた。 その頃、御宮の裏にある大池の主のカメが、近付く者を沼に引きずり込むと言うので、村人に恐れられていた。 ある日の事。六兵衛がいつものように草刈りをしていると、見慣れない子供が一人ひょっこりと姿を現わし、六兵衛に「俺の背中に乗れ。沼に行って遊ぼう」としきりに誘うのだった。六兵衛はその子供の様子があまりにも怪しいので「きっとこ奴は沼の大ガメが化けて...

金魚のうた
むかしむかし、ある海辺の村に大きな池があって、たくさんの金魚が住んでいました。村では金魚は池の主のお使いだから、もし捕まえたりしたら恐ろしい祟りがあると言い伝えていました。 ところで、この村には千代という娘がおりました。千代は早くに両親を亡くし独りぼっちでしたが、やがて村でも評判の腕の良い海女になりました。ただ、千代は器量が悪く、男衆からは軽く見られるところがありました。 ある夜、村の若い衆が偶然千代を見かけ後をつけて行くと、千代はあの池の中に入って行きました。すぐに、千代は夜中に金魚を獲っていると...

琵琶法師と竜
...のほとりで琵琶を1曲弾き終えたところ、法師を呼び止める声がした。 声の主は池の主の竜神で、「自分は明日、下の村に大洪水を起こそうと思っていので、それまでに下の...は恥じた。 法師は、池のほとりでの出来事を洗いざらい村人たちに話した。そして、池の主が言った通り、その夜にそれはそれは恐ろしい洪水が起こり、村中の家も畑もみんな流...た。 その後、ある村人が池のほとりを通ったところ、池に一丁の琵琶が浮いていた。池の主の竜神は間違いなく、法師に復讐したのであった。そしてそれからこの池を、琵琶池と呼ぶ...

大沼池の黒竜
...ばらく黒姫を見つめた後去っていった。 その夜、黒姫の所に一人の立派な若者が訪れ、黒姫に自分の妻になって欲しいと言う。若者の言葉に黒姫は戸惑い、まずは政盛から許しをもらうよう答えると、若者は自分が来た印として鏡を置き消えていった。 若者は大沼池の主の黒竜であり、昼間の宴で黒姫に盃をもらって以来黒姫の事が忘れられなくなったのである。黒姫をさらうのは道理に反するため、若者は毎日城に通いつめ政盛に同じ願いを繰り返したが、政盛も大事な娘を竜の化身に渡すわけにはいかず、若者の申し出を断り続けた。 そして若...

寿命ののびる石
昔、信濃は平尾の大沼池に一匹の大蛇がいた。この大蛇、吐く息で辺りの木々を焼き尽し、土手を切っては大洪水を起こすなど、その悪さは止まるところを知らなかった。 大沼池の主である竜神が幾度となく悪さを止めるよう大蛇を諭したが、大蛇は聞く耳を持たず、そればかりか、その悪さはますますひどくなるばかり。そこで竜神は、大蛇を小坊主の姿に変えてしまった。そして、山を下りて温泉寺で修行して心を入れ替えるように命じた。 小坊主になった大蛇が温泉寺の住職を見ると、住職にはいつも子供や小鳥たちが寄り添い、その柔和な人柄は天...

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