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キーワード: 小林治 (1 ~ 20 件目を表示)
お話データベース
おんまさんは力もち
むかし、但馬のある村に『おんまさん』という大変力もちの娘さんがおったそうな。 おんまさんの力はもの凄く、大岩を淵に投げ込んで魚を獲ったり、石の地蔵さんを持ち上げて運んだりは朝飯前。おんまさんのおっかあにとってはこれが心配の種じゃった。おっかあはいつも「女の力は隠すものや。人には力もちなことを見せるでないぞ。」とおんまさんに言い聞かせておった。 おんまさんは心優しい娘じゃったから、おっかあの言いつけをよく守って、人前では力を使わないようにしておった。そのためか、おんまさんの力のことは誰にも知られる...
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馬比べ
昔々、二人の旅人が旅をしていた。 一人の名は大工と彫刻の名人、左甚五郎(ひだりじんごろう)。もう一人の男の名は絵の名人で知られる狩野 法眼(かのうほうげん)と言った。 しかし長旅はしんどい。甚五郎は、近くにあった木で瞬く間に見事な馬を作り上げると、驚いたことに彫り物の馬は見事な馬になり、いなないたかと思うと走り出した。 「どうじゃ~お主にも一匹作ってあげようか」と言われ、しゃくにさわった法眼は、「けっこう」とばかりに、なにやら筆をとりだして紙に馬の絵を書き出した。するとどうだろう。...
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鼻高つづみ
昔あるところに久助という名前の人のいい木こりがいた。ある日のこと、いつものように木を切っていた久助は、うっかり斧を持っていた手を滑らせてしまった。斧は久助の手を離れると空高く舞い上がり、岩の上で昼寝をしていた天狗の鼻の先を切り落としてしまった。 久助は天狗に鼻先を切り落としてしまったことを詫びた。しかし天狗は気にも留めず「自分は1000日の修業を9日で逃げ出した未熟者。自分にも非はあった。しかしこんなこともできる」といって、鼓を取りだしポンポンと打つと、鼻は元に戻った。驚く久助をよそに、天狗は...
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夢地蔵
昔、埼玉の比企(ひき)の高坂という所に、怠け者の長太という百姓がおったそうな。 長太は毎日子供らに小博打をけしかけて遊んでおり、自分の田んぼの田植えをしようともせんかった。この辺りでは、川越の殿様の田畑見回りまでに田植えが済んでいなければ、お咎めで道普請の労働に行かなければならなかったそうじゃ。 じゃが、「あくせく働くのは嫌なこった。」と、その日も長太は田んぼの畦で怠けておった。するとそこへ、鐘を鳴らしながら一人の坊様が通りかかったそうな。早速長太は無理やり坊様にインチキ博打をけしかけた。勝負は...
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亡者道
飛騨の険しい山々が連なる乗鞍岳(のりくらだけ)の西の麓に千町ヶ原(せんちょうがはら)という高原があり、そこには清霊田(せいれいでん)と呼ばれる小池ほどのいくつもの沼がある。 昔、この千町ヶ原の麓の青屋という在所に平十郎という肝の強い百姓が住んでおり、平十郎は秋じまい(※1)の後、猟に出るのが何よりの楽しみだった。晩秋のある日の事、青屋から平金に通じる桜が岡という亡者道で、平十郎はかすみ網(※2)を張りツグミ(※3)を獲っていた。ところがツグミを籠に入れる最中不意を突かれ、平十郎はツグミに片目を刺さ...
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田植え鬼
昔、佐渡の黒姫という所に、勘右衛門という長者がいました。 ある年の節分の夜に、「福は内、鬼は外」と大声を張り上げて家のあちこちで豆をまいておりました。すると、いきなり台所から「助けてぇ~」と叫びながら、赤鬼が飛び出してきました。 最初は勘右衛門も驚き慌てましたが、赤鬼を奥の座敷に招いてご馳走をしてもてなしました。赤鬼は、すっかりご機嫌で帰っていきました。 やがて、田植えの季節になり、勘右衛門の家でも朝暗いうちから仕事に取りかかりました。ところが、急にはげしい雨が降り出し、仕方なく苗を田んぼに置...
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落ちた雷
周防の国の太陽寺に、天徳曇貞(てんとくどんてい)というえらい坊様がおった。 村の人々からは「どんてん様」と呼ばれて親しまれておった。太陽寺は寺の境内のどこを掘っても水が出ず、水は雨水をためるか、遠い谷川まで水を汲みに行くしかなかった。 ある日の事、どんてん様が小坊主さんたちと本堂でお経を読んでいると、空から雷様が落ちてきた。雷様は「お騒がせして大変申し訳ない」と丁重に詫びると、寺の境内の一本杉に登り、そこから天に帰ろうとした。 雷様が杉の木のてっぺんまでついたときに、突然どんてん様は雷様に対し...
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橋立小女郎
昔、天の橋立の近くに、旅人たちを騙すけれど、どこか愛嬌のある白狐がいました。この白狐は、きれいな若い女に化けるので「橋立小女郎」と呼ばれていました。 ある秋の日、江尻村の太平と源十という二人の漁師が、魚と野菜を積んだ小舟で、宮津の港へやってきました。すると、いつの間にか小舟に乗り込んでいた小女郎が、売り物である上等な鯛を食べてしまっていました。 怒った源十が、小女郎を縄でぐるぐる巻きにして、船底に押し込みました。しかし、小女郎が「縄がきつくて痛い」と悲しそうに訴えるので、縄をほどいて小女郎を魚籠...
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家宝の皿
昔、あるところに大金持ちの男がいました。この家には、先祖代々、唐土(もろこし)の青磁といわれる青い皿が、家宝として受け継がれていました。 この男もこの皿を大切にして、皿を箱から取り出して眺めてはうっとりする毎日を過ごしていました。 ある時、友人と大阪のちょっと名の知れたところへ食事に出かけました。そこでは、大切なお客様には特別なお皿で、ご馳走を出してくれました。 男は、出されたご馳走に舌鼓を打っていましたが、ご馳走が盛り付けてあったお皿が、わが家の家宝の皿と全く同じ皿であることに気が付きました...
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雪の夜ばなし
昔、雪国の村の一軒家に男とその母親が暮らしていた。 ある吹雪の夜。ひとりの女性が一夜の宿を求めて来たが、その女性は息子の姿を見るなり戸を閉めて、吹雪の中へ消えていった。だが男は、吹雪の中へ出て女性を連れ戻し、家の中へ入れてあげた。 話を聞くと女性の名前はゆきといい、親と死別し身寄りがなく遠い北国に住む知人を訪ねるところだと話した。親子は「何も急ぐことはない、春までここにいるがよい」と言うので、ゆきは親子の家で生活することになった。 季節が春になっても、ゆきは北国には行かず、そのまま男の嫁になっ...
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厚狭の寝太郎
むかしむかし、山口県の厚狭(あさ)という村に大金持ちの庄屋がおって、太郎という寝るのが大好きな息子がおった。太郎は三年三月も寝て過していたので、村人達は寝太郎と呼んで馬鹿にしておった。 ある日寝太郎はふと眼を覚ますと、庄屋に千石船を造ってくれと頼んだそうじゃ。寝太郎があんまり熱心に頼むので庄屋が千石船を造ってやると、今度は千石船一杯の草鞋を買って船に積み、水夫を7、8人雇ってくれと言う。庄屋が訳も分からずそのとおりにしてやると、寝太郎は大喜びで水夫達と船に乗り出発していったそうな。船がどこへ向...
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八方島伊惣ヱ門
とある村に惣八という若者がいました。一人者の惣八は信心深く毎日観音さまをおがんでた。 ある日仕事中綱をしぼるように握ったら、簡単にちぎれ、今まで一人では動かせなかった石臼もぐるぐる回せたり、村人もびっくりするばかり。 これは観音様から力をいただいたとのことで、噂となり、惣八は八方島伊惣エ門と呼ばれることとなる。この話はたちまち殿様の耳に入り、家老はこの観音様を奪おうと画策。 家老は伊惣エ門に殿様御前での相撲大会に参加を促す。殿様の紋をとさしあげるのを城門がもらえると勘違いした伊惣エ門は参加を承...
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みそ豆ばなし
昔々、二人の武者修業の若い侍がある山の麓まで辿り着いた時、麓の茶屋の娘に打ち水をかけられてしまう。この仕打ちに二人は腹を立てるも、その娘のあまりの美しさに二人は服を濡らされたのも忘れ、つい茶屋に立ち寄り味噌豆を頼む事になった。 侍の一人が山を越えるのにどれくらいかかるか娘に聞くと、娘は「上るのに三里、峠から下るのに三里といわれております。」と答えた。茶屋を出た後も娘の事が 気になった二人は山を三里上るうちは互いに娘の年を言い当てていたが、やがて峠の真ん中まで来ると「二十歳だ!」「いや十九だ!」...
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海彦と山彦
昔々の大昔、海で魚などをとってくらす兄の海彦と、山で獣をとってくらす弟の山彦という兄弟がおりました。ある日、どうしたことか弟の山彦が浜辺でしょんぼりとしています。 見かねた潮の神は声をかけました。すると山彦は、自分の金の弓矢と交換した兄の金の釣り針をなくしてしまい、兄を怒らせてしまったという。かわいそうに思った潮の神は、竹で編んだ小舟を用意し、海の宮殿へ導いた。宮殿の門のそばにある古井戸の桂の木に登って娘を待つように言うと、言われたとおりに娘が現れました。 話を聞いた娘は、海の神様の姫だったので...
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魔神の刀かじ
昔、越中の白萩という所に大変裕福で腕も立つ鍛冶屋が住んでいた。この鍛冶屋には大事に育て上げた綺麗な娘がおり、娘が年頃になると鍛冶屋はどこかに良い婿はいないかと娘に相応しい男を探したが、中々良い相手は見つからなかった。 そこで鍛冶屋はやはり家業の刀鍛冶を継いでくれるのが良いと考え、「一晩で千本の槍を鍛えた者を婿に迎える」という看板を立てたが、あまりの無理難題に志願 する者は誰もいなかった。しかし近くの山に住む魔神がこれを見てあの美しい娘の婿になろうと思い、颯爽と山を駆け下りると若い男に姿を変え、...
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紋左衛門岩
昔、六甲山の西南に、鷲林寺(じゅうりんじ、じゅうれんじ)という村がありました。 ある、ひどい日照りが襲った時、川下の村の農民が「川に水が流れてこないのは、川上の鷲林寺の者が独り占めにしてるからに違いない」と言いだしました。殺気立った川下の村の農民たちは、鷲林寺の水道を壊すべく、干上がった川沿いを登っていきました。 一方、川下の農民が殺気立って水道を壊しにくるのを、鷲林寺の村の者が見つけました。慌てて鷲林寺へ戻り村民に知らせ、川下の農民を迎え撃とうと皆が勢い込んできた時でした。「争えば、けが人どこ...
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浦島太郎
昔あるところに、浦島太郎という漁師が母親と二人で暮らしていました。太郎は30歳もすぎていたのですが、まだ独り者でした。 ある日、浜辺で子供たちが小さな亀をいじめているところに遭遇しました。太郎は子供たちに15文のおこづかいをやって、海亀を海に帰してあげました。  翌日、太郎が沖の船の上で漁をしていると、海から大きな海亀が顔を出しました。海亀は「昨日は子供を助けれくれてありがとう、竜宮城へ連れて行ってあげます」といって、太郎を背中に乗せて、海の中へ潜っていきました。 海底の...
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お三ギツネと甚べえ
昔、福岡の足立山の近くに、大きな二つの池がありました。池の近くには、お三という女ギツネと4匹の子狐が住んでいました。 ある日の夕方、馬方の甚べえがこの近くを通りかかると、偶然お三が若い娘に化けるところを目撃しました。あまりに美しい娘に化けたので、甚べえは思わず「オラと一緒に町に出かけよう」と声をかけました。 急に人間から声をかけられ、最初は恐がっていたお三でしたが、熱心に口説かれているうちに、またウマい物も食べられると考え、一緒に町へ出かける事にしました。 二人は飯屋で御馳走と酒をたいらげ、や...
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瓔珞つつじ
昔、富士の裾野に松五郎という炭焼きが住んでいた。松五郎は力も強く、心優しかったが嫁がいなかった。 松五郎が炭を焼いたかまどからは、白い煙が立ちのぼって、風のない日には遠い都からも見えた。都の皇女さまは、その煙を見て不思議に思い占い師に尋ねた。占い師は「あの煙は、皇女さまの婿となる方が、かまどから出している。きっと東国一の大金持ちでしょう」と言った。 皇女さまは、その煙へ向かって何日も歩き続けた。明日には着くという所で煙は消えてしまった。ちょうどその時、松五郎は用事ができて故郷の「明日見」に帰って...
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夫婦岩
昔、岡山の成羽町(なりわ)ところの山奥に木ノ村(きのむら)という村がありました。 この村には、とりわけ体が大きい清三郎(せいざぶろう)という力持ちで気の荒いの男がいました。清三郎には力持ちで気の強い嫁と、可愛い一人息子がいました。毎晩、大ゲンカをするような夫婦でしたが、この息子だけは大変な可愛がりようでした。 ある日、嫁が山瓜を取って帰って来ました。働きもせず家で嫁の帰りを待っていた清三郎は、山瓜を一人で食べようと、息子を連れて崖の上に登りました。それに気が付いた嫁が、崖をよじ登って追いかけ...
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