火ともし山 についてのコメント&レビュー投稿
昔、諏訪湖の東の村に「おなみ」という娘がいた。おなみには、夫婦になろうと言い交わした若者がいた。ところが、ある日若者はやんごとなき理由で今住んでいる村から湖の向こう側に...…全文を見る

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投稿者:のりくん 投稿日時 2012/8/29 22:04
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質問内容:まんが日本昔ばなしなどで扱われている『火ともし山』は岡谷市が舞台になっているそうで、若者が火を灯した山が火灯山という地名で残っているみたいですが、具体的にどのあたりか分かりますか?

回答:お問合せありがとうございます。

「ひとぼし山」は字名では「火燈山」という表記で、岡谷市湊三丁目14番の19?33号の番地の北側の山部分になります。パソコンのメールか御住所と御名前を教えていただければ、地図をお送りできると思いますのでよろしくお願いします。

 岡谷市役所 
 岡谷市教育委員会事務局
 生涯学習課 文化財 担当
 主査 xx
 〒 394-8510
 長野県岡谷市幸町8番1号
 ? 0266?23?4811(内線1233)
 Fax 0266?24?2755 
 E-mailshogai@city.okaya.lg.jp   (課宛)
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投稿者:のりくん 投稿日時 2012/8/30 18:14
私、のりくんは地元で出版された竹村良信先生の『ひとぼし山』に基づいて現地巡りをしたのですが、アニメとは大分異なるみたいですね。
竹村先生の『ひとぼし山』では、若者は明確な殺意をもって、娘を諏訪湖の深みにハメて溺死させてやろうとわざと火燈山よりも南側にある小坂観音院から火を灯すシーンが描かれているのですが、まんが日本昔ばなしでは単に火を灯さないで娘を迷わせる描写で終わっています。
アニメでは登場しておりませんが、現地写真として掲載しております「小坂観音院」もお話にゆかりのある場所ですよ。
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投稿者:beniko 投稿日時 2012/8/30 19:09
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お天気の良い日に撮影した諏訪湖の写真はきれいですね。実際に火燈山からの撮影ということで、大変参考になります。
対岸がずいぶんと遠い所に感じますが、少女が一人で泳いで渡れるものなんでしょうか?(しかも淡水だから浮力もあまり無いだろうし)
原作では「若者は明らかな殺意があった」という事で、少々、若者に対する見方も変わってきますね!まぁ紅子から言われせれば、あの若者は死んで当然です!
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投稿者:もみじ 投稿日時 2012/9/1 0:26
横から失礼します。

諏訪湖の大きさは周囲が15kmあり、面積は13k㎡あるそうです。
平均水深が4m、最も深いところで7mはあるそうですので、横断する距離的なことを考えると、
少女が泳いで渡るのはけっこう難しいと思いますよ(;´Д`)
写真で見ても、うーん…無理じゃないかなぁ(・ω・;)

もみじは、琵琶湖がある滋賀県に住んでますので、幼い頃はよく琵琶湖で泳いだものです。
そんな経験から言わせてもらえば、はっきり言って、湖での遊泳は沖まで行くのはおすすめできません。
海と違って浮力が働かないし、プールと違って「波」があります。
体力ないと、か~なり疲れますよ~(;´Д`)
諏訪湖はどうかしりませんが、琵琶湖は沖へ出ると藻が沢山あるので足を取られやすいです。
調べると、諏訪湖は真冬は湖が全面凍結しちゃうこともあるらしいので、
お話の時期が冬ならば水温から言っても、相当厳しいでしょうね。(・ω・;)
でもそれほど、好きだったんでしょう。
なのに別れ話をするんじゃなくて死なせてしまうなんて、この男は身勝手です(`・ω・´)プンプン

ちなみに、琵琶湖にも似たような昔話が残っています。
泳ぐのではなく、「たらい」を船がわりに使って行くんですけどね。でも最終的に恋する乙女の執念を恐れた男が、目印の明かりを消してしまって「たらい船」で浮見堂を目指していた女を迷わせてしまうのです。そして女は琵琶湖の沖にふく季節風をあびて転覆して亡くなってしまうというお話です。

大きな湖は恋の障害として捉えられていたのかも?(・ω・)

ちなみに、諏訪湖は現在は、遊泳はお勧めできない水質状態らしいですよ(;´Д`)


以上、横槍しつれいしました…。

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投稿者:のりくん 投稿日時 2012/9/5 10:44
諏訪湖の水質が悪くて水泳ができない湖とされていたのはもう10年くらい前の情報だと思います。
諏訪湖漁協の藤森貫治先生が先日講演会でおっしゃっていましたが現在の諏訪湖は水質改善がすすみ、水泳可能な河川としての条件は満たしているのだとのこと。
実際に漁協の漁師さんたちは毎日諏訪湖で船を出して働いていますが飲料水代わりに諏訪湖の水を汲んで仕事中の水分補給で飲んでいるそうです。それくらい諏訪湖の水質は現在改善されました。


課題・問題になっているのは湖面に大量に浮いている『ヒシ』と呼ばれる藻みたいな植物の除去です。

琵琶湖でも問題化していると思いますが、これに絡みつかれると溺れたりするから遊泳区にこんなもんが大量に浮いていると危険きわまりないらしいですね。

しかも腐ると湖底に沈んでヘドロ化して大量に堆積するため、諏訪湖の湖底は貧酸素状態になってタニシやプランクトンみたいな生物が住めなくなり、それらを捕食するエビやワカサギのような漁業資源も減っているのが現状みたいです。
夏に諏訪湖端を歩いていると腐ったような匂いがするので近隣住民でも『諏訪湖の水はキタナい。水質改善されていない』と勘違いしている方もいらっしゃいますが、これはヒシが腐った臭いなのだそうですね。

ヒシ自体はもともと諏訪湖にあったものではなくて光合成による水質改善を期待して外部から持ち込まれた
ものらしいのですが、期待されていたほど光合成の効果がなく、夜間はむしろ二酸化炭素を出すため環境にも悪影響なのだとか。
現状は琵琶湖から藻刈船と運転技術者さんをレンタルして駆除にあたっています。(滋賀県の皆様、ありがとうございます)

最近の諏訪湖漁協は従来棄てられていたマブナの有効活用をめざして、マブナを使ったフナ寿司の開発販売をはじめて、一定の成果を上げておりますので皆様も是非購入なさってください。
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投稿者:もみじ 投稿日時 2012/9/5 15:27
のりくん さん

諏訪湖の水質改善は進んでいたのですね(;´Д`)
古い情報を載せて失礼しました(´・ω・`)、

諏訪湖の水質改善に滋賀県の船が役立っていたとは知りませんでした~。
このやっかいな「藻」は、確かに問題になってます(・ω・;)
琵琶湖には湖水浴場が沢山ありますが、湖水浴場以外でも泳がれる人も多く、「藻」のせいで溺れ、最悪は亡くなられる人がいます。しかも、藻にからまって遺体があがらないという怖いことも起こったりします。((((;゚Д゚))))

良かれと思って持ってきた外来植物や外来魚のせいで生態系が変わってしまうのは本当に残念ですね(・ω・;)
琵琶湖は、外来種のブラックバスやブルーギルのせいで琵琶湖固有種が危機に瀕しています(´・ω・`)、
でもこのブラックバスやブルーギルをなんとかしようと、やっぱり鮒寿司などにして食べてしまおう(`・ω・´)*という取り組みが進んでいます。
(※素人がブラックバスやブルーギルを食べるのは寄生虫がいる可能性もあるので危険だそうですので魚の知識がない方はやめてくださいね☆)
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投稿者:のりくん 投稿日時 2012/9/5 21:18
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ブルーギルってのは本当に繁殖力が強くて数にモノをいわせてブラックバスなどを追い出すため、諏訪湖のブラックバスはブルーギルに大半駆逐されてしまいました。
農産物流通業に関わっておられる山本謙治先生がブログに書いておられましたが、
ブルーギルのせいで琵琶湖ではニゴロブナがほとんどとれなくなってしまって、現在市場流通している琵琶湖フナ寿司の大半は韓国から輸入したニゴロブナを使って作られているのだそうですね。
韓国はFTAで国内の農業漁業を犠牲にしてしまったため、今後韓国産のパプリカや韓国産ニゴロブナの安定輸入が見込めなくなるかもしれないと慶應大学の金子勝先生がおっしゃっていましたが、他人事ではないと思いました。

現在の諏訪湖ではブルーギルの駆除に電気ショック船
を使っています。
琵琶湖でも使っているか分かりませんが、電気ショックを与えて魚を気絶させて浮かび上がらせ、ブルーギルだけを選別して駆除するやり方です。
これだと気絶した他の魚はすぐにまた泳ぎだすので、網の駆除と違って漁業資源の魚やエビをいためずにすみます。
かなり効果をあげている電気ショック船、是非他県の湖沼にも普及してほしいものです。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/25 21:18
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なんとも後味の悪い話だ
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投稿者:たつや 投稿日時 2016/2/15 15:51
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はじめて昨日動画をみました。
真っ直ぐなおなみの心に感動しながら見ていました。
最後、二人とも消えてしまうところでは胸がぎゅっとなります。

ぼくなら~おなみに火をともさせて走ってあいにいきます
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/5/24 12:45
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小川未明が「赤い蝋燭と人魚」を書くにあたって着想を得たという「雁子浜の人魚伝説」に似ていますね。
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投稿者:ま 投稿日時 2016/8/9 18:14
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なぜ若者がおなみを恐れたのか理解に苦しむ。
俺なら感動の余り湖のほとりまで駆け下りて
自分も着物を全部脱いでおなみを待ち構え
上がってきたおなみをすぐさま人肌で暖めてやる。
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投稿者:ももたろう 投稿日時 2016/8/14 1:52
まん昔での作品は、一途な、おなみが、とても、かわいらしく描かれていて、
一層、不憫に思えてならないです。
ただ、最後は「姿を見ない」「死んだと言う」と唐突として終わり、
物語の展開がなく、いまいち消化不良に感じます。

冒頭、諏訪湖なので御神渡りの話なのかな?と勘違いしましたが、
その後、内容から安珍清姫の物語を連想しました。

恋に盲目になる女性、それを避けるように変心する男性。
男性を前に溺死するような下り、火が登場する点

が、共通しているなと思いました。このような民話は、類似話や、
海外などでもあるのでしょうか、気になりまました。
物語の展開としては、安珍清姫は凄まじいものだと思います。
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投稿者:愛善院 投稿日時 2016/8/15 15:37
男の不義によって女の悲恋となり、入水して怪異を生じる、とすると、日本の神話であればオトタチバナ姫。西洋では、ギリシャ神話のセイレーンに系譜をもつドイツのローレライ(人魚、水精)でありましょうか。単にローレライというとイソップ童話の「金の斧、銀の斧」に出てくる泉の精も類型ではあります。アンデルセンのいわゆる「人魚姫」も類型ではありますが、泡と消え入ったあとに何が王子の身におこったか、想像するしかありません。
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投稿者:ももたろう 投稿日時 2016/8/17 2:46
愛善院さん詳細ありがとうございます。
火のほうで共通してくるものに、八百屋お七の放火も思い出しました。
恋は成就するも叶わぬも炎のようにめらめら燃えるものなんでしょうね。
いずれも民俗学の領域になってくるので私には、ちと難しいです。
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投稿者:愛善院 投稿日時 2016/8/17 17:33
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女の恋慕の情を火に譬える、というのは、実は諸外国にはあまりないように考えております。というのも、根底に炎→戦争という意識が強いのであろう文化圏は恐らく広く、西洋では火は男性名詞、男神、という観念もあります。炎がよく譬えているのはもっぱら復讐や嫉妬であることが多く、熱烈な愛は太陽にたとえられはしますが、火にたとえを持ち出すのはだいぶ時代が下ってからのような気がするのであります。かろうじて存在するとすれば、インド神話シヴァ神の妃神で、破壊衝動やトランス・エクスタシーなどの面を象徴するドルガー(毘羯羅)やカーリー(女大黒)は、恍惚と炎を吐くような描写があったように思います。
ともあれ、日本で炎が特に女性を示しているように思えるのは、荒神(かまどの神)あたりとの関連性がありそうで、煮炊きを担う家庭的な側面と扱いを誤れば失火をおこす、そういったところからなのかもしれません。
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投稿者:ももたろう 投稿日時 2016/8/19 3:18
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愛善院さん度々、ありがとうございます。
変わりますが、
このアニメ、作画の名前の方が、一から作画を担当されているのでしょうか?
同じ名前でも全く異なる画風をされている回も見受けます。
「火ともし山」を見て、若井丈児氏の作品だと思ってしまったのですが、
テロップと符合しません。単なる空似でしょうか?ご存じの方いれば…
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/9/1 17:48
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現在で言うところのヤンデレに相当する話ですね。
一途すぎる恋心は逆に恐ろしく、
逃げ出してしまう男の心情も解らなくはありませんが、
その情熱に応えられなかった報いもあったようで、
愛される尊さを無碍にするのも感心できません。
要するに、何事も程々がいちばんということでしょうか。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2017/2/13 1:38
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この話はいつ頃の話なのだろうか?
古墳時代の諏訪湖は南北の方向に今の2.5倍あった説もあるから、
夜道を一人行くより泳いだ方が安全で早かったのは納得いくんだが…
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投稿者:うさだヒカル 投稿日時 2017/3/14 5:28
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おなみちゃんがNHKアニメのあずきちゃんに似てる
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投稿者:ひのまる呉服店 投稿日時 2017/6/24 10:35
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おなみの一途過ぎる恋情が次第に不気味に思えてくるのは、敢えて牧歌的な画風を当てているからだと思います。
おなみが両手で魚をつかんでいるのも、「その状態で、どうやって泳げたのか」が謎ですし、魚のビチビチもがく姿や、二匹が炎で炙られる姿も、破滅的な行く末を暗示しています。
これをすべて計算して、10分間内で演出しているとしたら、なんと濃密な作品制作なのでしょうか。
まんが日本昔ばなしの作品量は膨大ですが、これ一作だけでも充分に繰り返しの鑑賞に堪える名作になっており、高画質のメディアで保存/頒布すべき、日本アニメの文化財だと思います。
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