あとかくしの雪 についてのコメント&レビュー投稿
昔、ある所に貧しい村がありました。この村近くの山が三年程前に噴火したので、火山灰の被害により作物がとれなくなっていたのです。 ある時、この村に、お腹ぺこぺこの旅人がやっ...…全文を見る

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投稿者:ゲスト 投稿日時 2011/11/5 15:20
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こちらのお話で、おばあさんが盗んだ大根を煮て食べさせるときに「味噌でもあればいいが、○○じゃあなぁ」とつぶやいているのですが、あちらが聞き取れません。気にはなっているのですが、聞き取れる方はいらっしゃいますでしょうか?
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投稿者:araya 投稿日時 2011/11/5 15:38
「味噌でもあればいいが、まぁ、エエじゃなぁ」

味噌があったらいいけど、(贅沢も言えないし、なくても)いいよな。ってところじゃないですかね。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2011/11/5 15:47
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なるほど、具体的に何か調味料名を言ったのかと必死になって聞いていました。ありがとうございました。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2012/8/24 9:06
個人的に一番もやもやする昔話だー。
庄屋さんが一番被害者で、しかも泣き寝入りで
何の教訓があるんだこの話は、と思っていました。
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投稿者:guest 投稿日時 2012/8/24 15:52
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飢えで倒れるくらい困り果てている人を決まり事を曲げて助けても天は許してくれますよ、逆に言えば、そういう困った人がいたら法を曲げてでも手助けしてあげなさいという教訓なのでは?
庄屋は被害者で泣き寝入りとは言いますが、あれだけの大根を育てていてその内の4,5本ですか、それと人の命、どちらが大事かと言ったら人の命でしょうね。
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投稿者:もみじ 投稿日時 2012/8/27 14:22
今読んでいる「ガイドブック日本の民話」という本の中に、このお話についての解説がありました。内容は少し違いましたが、これはいわゆる大師講(だいしこう)、弘法大師の逸話系のお話として分類されているようです。旅人=弘法大師で、弘法大師がその真心にうたれて雪を降らせた…という感じですかね。
話の細部は各地に伝わるものによって異なっているようですが、大体が貧しいお婆さんが出てくるそうです。

一部抜粋して記載しますね。<ガイドブック日本の民話 跡かくしの雪>より

 大根を盗むのは多くの場合まずしい婆さんですが、ときには旅の坊さんが盗むと語られているものもあります。いずれの場合でも足が不自由で、雪の上の足跡がすぐにわかるので、雪を降らして消したと語られています。足が不自由という点が山の神の一つの特徴で、この伝説はもとは山の神の来臨を意味したものだとも言われています。それがお大師様の功徳を語る話になったのは、仏教の普及後のことだとも考えられます。
 現在の私たちの心を強く惹きつけるのは、やむにやまれず大根を盗んできた婆さんの足跡を雪が消していくという、この話を伝えてきた人々の心のあたたかさです。

――――――抜粋終了――――――

キジも鳴かずば…という話があることを考えれば、
個人的には、実際は、盗まれた側もわかってたんじゃないかなと思います。

でも自分が許したら本当に泥棒する奴が増えちゃうから、
「足跡が消えたので、わかりませんでした(`・ω・´)*(貴女の行いを私は許しましょう。)」

という結論にしたんじゃないかと。(・ω・)
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投稿者:beniko 投稿日時 2012/8/27 19:54
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ふむふむ、わかりやすい解説ありがとうございました。旅人=弘法大師ならば、たいしこ団子(No.1226)のお坊さんも弘法大師さん、って事でしょうねぇ。
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投稿者:kurogoma 投稿日時 2012/12/2 7:39
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 みんな貧しかった頃のお話で今の若い人にはピンと来ない所もあるのでしょうね。私もずいぶんの年齢ですが、飢えるとか病院にも行けないとかいう状態はわかりません。しかし、じっくり文を(いろいろな表現をされていますが)読んでみるとしみじみとした暖かいものが伝わってくると思います。子どもさんや、若い人に
そういう気持ちが伝わると良いですね。
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投稿者:ギブソンギター 投稿日時 2013/5/6 16:12
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投稿されている皆様の意見も多々あり、納得させられる内容もありますね。
ですが、私はハッキリ言いたい!このお話のお婆さん、カッコよすぎ!
私はこのお話本当に好き。これだけ自己犠牲の愛情を分かりやすく描いているお話中々ないでしょう。本当に素敵なお話ですね!
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投稿者:もみじ 投稿日時 2013/5/7 0:38
ところで、このお話。
「火山灰の影響で作物が取れなくなった」ということですが
日本のどのあたりのことなんでしょうね(・ω・)?

日本は火山が多いですし、私個人のイメージだと火山=九州か?と思ってしまうのですが
九州では、そんなに積もるほど雪は降らないだろう…と思ったりもします。
……っていうか九州は雪は降っても積もらないイメージが……。(´Д`;)

そうなってくると、本州でしょうか?
本州にもたくさんの火山がありますよね。富士山も火山ですし。
でも静岡あたりは温暖な気候なので、そんなに雪は降らなさそう…。

火山があって、雪が降って積もる地域と考えると、
どのあたりになるのでしょうね(・ω・)
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投稿者:KK 投稿日時 2013/5/7 17:50
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もみじさん、この話は何年か前の山陽新聞にのっていた記憶があります。自分、岡山の者なんですけど、これ岡山の話らしいですよ。違ってたらすみません。
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投稿者:匿名希望 投稿日時 2014/12/8 14:19
大根の煮物はとてもおいしそうですね!
でも、庄屋さんが被害者っていう書き込みがあったけど。
タイミング良く、雪が降ってわからないようにして難を逃れたっていう話しじゃないの?
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投稿者:通行人 投稿日時 2014/12/19 6:38
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神様は人を試すためにわざと貧者の姿を
とって現れることもあるそうです。
その場合、大根やれば豊作を約束して
くれるけど、逆に何もやらないで追い返す
と、苦しんでいる者に大根一本やれぬ
とは!もう何も実らせてやらん!と
神様怒ってしまうから、やっぱりここは
盗まれても目をつぶるべきでしょうね。

実際に「磐司と桐の花」とか「もちの白鳥」とか神罰受けて恵みを失った話もありますからね。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/3/18 17:22
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一番印象深い話だけど、食べ物がもうないおばあさんは冬を超えられたんだろうか
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投稿者:momo 投稿日時 2016/2/13 17:58
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大人になって見直してみたけれど こんなに悲しくせつなく残酷で美しい昔話は、ないでしょう。哲学的でもある。昔話には「神様」「仏様」「天の声」など絶対的な善の存在が描かれるが、この話にはそれがない。それは現実世界と同じだが、現実の世界でも何かを信じたくなる時、奇跡を思うことがあり、その願いがおばあさんに託される。
あとかくしの雪で、おばあさんは、助かったけれど、食料がないのは変わらない。美しいまま存在のまま死を迎えるおばあさん・・・まんが日本むかしばなしの中でも、この世界は独特で何度見ても涙が出る
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投稿者:愛善院 投稿日時 2016/8/21 19:10
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「たいしこ団子」だともう少しお婆さんが救済されていたようですね。
投票数:31 平均点:10.00

投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/11/28 15:15
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日本昔ばなしの世界では基本的に「ケチ=悪」ですが、この話の場合は事情があって
庄屋も自分の家族や使用人の食い扶持を守るためには非情にならざるを得ないでしょう。
だからこそ、神様も庄屋に何らかの罰を与えたりおばあさんに褒美を与えるのではなく
「あとをかくす」だけにとどまったのではないでしょうか。
投票数:33 平均点:10.00

投稿者:ねぎたろう 投稿日時 2017/2/27 15:31
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涙が出ました。いろいろな要素がこの話をすばらしいものにしていると思います。全体的に「間」の使い方が非常にうまいと感じました。会話の途中に流れる沈黙、景色だけを映す数秒間。ただの空白ではなく、実に雄弁な、意味のある間です。寡黙で一見親切には見えないおばあさん、気は良いが所詮無力な飢えた旅人、善行を見守る神などの「不在」、そうした空白というか、一見何かが欠けているように見える、そういう要素がこの話をいうなればちょっと押しつけがましい「感動もの」になるのを防いでいて、観る側の心をじわじわと震わせるのではないでしょうか。物語の終盤で雪が静かに降り始めるシーンは、ことばを失うほどにすばらしかったです。
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投稿者:ポン 投稿日時 2018/4/13 3:08
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自己犠牲という言葉を超越しているというか、そんな次元ではないように感じました。

犠牲になってる感覚なんてなくて、息を吸うようにしごく普通に、罪を犯してでも何か食べ物を作ろうと思うんだろうな。

何かやってあげたいとか、そういう上からでなく、腹へりの子、イコール、食べ物作る、みたいな、ある種、条件反射的にこういう事ができる、人間の凄さを感じました。
投票数:32 平均点:10.00

投稿者:ゲスト 投稿日時 2018/4/14 21:31
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デコッパチ婆さんすげぇ
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