ばけものさわぎ についてのコメント&レビュー投稿
昔、尾張の国の山あいに小さな村がありました。
ある日、田兵衛が近くの沼にクワを洗いに行くと、水面にあやしく不気味な影が映りました。おどろいて逃げ出した田兵衛からこの話を...…
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投稿者:五月雨 投稿日時 2011/10/19 9:44
このお話のタイトルが解らなくてずっと探してました!
助けを求めて叫ぶばけものの声と姿が痛々しく、
幼心にトラウマになった作品でした…
投稿者:beniko 投稿日時 2011/10/19 20:53
そうですね、イラストの雰囲気と違って可哀そうなお話ですね。
このアオサギは、タタリ神(もののけ姫の)みたいだった。
投稿者:カケス 投稿日時 2019/9/23 10:15
このお話、カケスが小学生時代に学校で購入した愛知県の昔話集にも出てきます。
ただしこちらは、アオサギは村人の介抱を受けて最後は元気に大空へ帰っていく結末となっていました。
なので、「助けて」と言いながら、そして再び大空へはばたくこともなく死んでしまったアオサギさんが本当にかわいそうであると同時に、「本当に結末はどちらなのか」と思いました。
カケスが持っていた昔話集は、1977年 愛知県小中学校長会編の「とびしまの大さめ」という本です。15編ほどの愛知県の昔話がおさめられていました。
残念ながら何度か引越しをしているうちに、本は処分してしまいましたが、どなたかまだこの本をお持ちの方がいらっしゃいましたら、結末を確認していただけますと幸いです。
投稿者:Perenna 投稿日時 2020/8/31 23:06
この昔話と同じ話が未来社の「尾張の民話」に収録されています。
「平島の妖怪」(東海市)という話です。
「東海市荒尾が、平島と呼ばれた頃のはなしだ。いつの頃からか、夜になると東の森から妖怪が出るといううわさが、立つようになった。」という書き出しで始まっています。
登場人物も「平島の田兵衛さん」とか「平島きっての弓の名人の坂左衛門(ばんざえもん)さん」と書かれています。
この本の結末としては、「つばさの長さが片方で一メートルもあるような大きな青さぎ」を退治したということで、「左衛門さんの弓の腕前はいっそう有名になるし、妖怪はいなくなるしで、めでたし、めでたしだったと。」と書かれています。
愛知県小中学校長会編の本は子供向けということで、ハッピーエンドの結末に改変されているのではないでしょうか?
投稿者:カケス 投稿日時 2020/9/5 17:57
Perenna様
ご丁寧なお返事をありがとうございます。
なるほどですね、納得です。
きっと当時の愛知県の先生方が、アオサギを殺してしまうのはよくないと
改変されたのかもしれませんね。