Re: わらび長者

わらび長者 についてのコメント&レビュー投稿
秩父の高篠山に、栄華を極めた長者が住んでいた。この長者は、毎年春になると屋敷中の人間を駆り出し、高篠山のわらびを採るのが習わしだった。 ある年のわらび狩りの日、長者がこ...…全文を見る

Re: わらび長者

投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/19 22:48
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秩父の高篠山(現:丸山)の 南側には 旧 名栗村(秩父郡)の 蕨山がある。
秩父郡は古代より 和同開珎 を産出した地域であり、鉄等の鉱物資源と生産に関与した地域であった。

ちなみに、「大阪では、ワラビの枯れた地上部を「ほとら」と呼んでいます。」そうで、
  蕨  = ほとら
  蕨山 = ほとら山
なのだと思う。(web上検索したら以下の文献があったの参考に乗せる)
「ほとら山という開けたところに出てきた。ここは昔スギの人工林の後、採草地として牛などの飼料の草を刈っていたところ。広葉樹を植栽したが1平方㎞あたり10頭というシカの増加でワラビ以外はほとんど食い尽くされ、下草狩りをした後のような状態であった。」
「私の住む真庭市南部旧落合町木山地区では、山寄せの田畑と山林の隣接地の斜面を「ほとら」と呼び、共有地として、草刈りを田畑所有者が行い、刈った草木を肥料として使うという慣習があります。」
ようするに、蕨しか生えない禿山や 草と低木しかない山を 蕨山と呼んだのだと思う。
鉄の生産には木材は欠かすことができず、一つの山を禿山にして 今は滅んでしまった 長者の物語なのだろう。
また、トンボも鉄と関係があるように思える。
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