きゃば餅。と聞いて「はいはい、あれね。」と思う人は二戸(浄法寺がある市)通ですね。私も二戸に行くまで知らなかったし、初めて見たときは何だこれ...?とかなり疑問でした。(すぐ買ってみましたが)
きゃば餅は岩手県二戸地域の郷土食で、餅という名はついているものの餅ではなく、小麦粉を使った蒸しパンとスコーンの間みたいなのを柏の葉っぱで包み焼いたもの。とっても素朴なおやつなのですが、素朴すぎて地元の人に勧めてもらったことがないという(笑)。たぶん素朴で昔からあって、当たり前すぎるからなのだと思うけど、外から行く人間にしてみると、こういうのが食べたいんです!という感じ。
ふんわりともしていないし、さくさくというわけでもない。どっしりと小麦。でもその風味がじわじわと美味しいのですよねぇ。それもそのはず、小麦は地元産。外側の柏も地元で採ったものなのだそうです。柏はともかく、地の小麦粉が使えるってまさに土地の力です。
http://jokogumo-note.jugem.jp/?eid=1112きゃばもち 二戸市 伝統料理
小麦粉に黒砂糖、くるみ、重曹を加えて捏ね、柏の葉で包んで焼いてつくるおやつ。
http://www.bunka.pref.iwate.jp/seikatsu/ryouri/shousai/ryouri_061.html