久しぶりに「地獄八景亡者戯」という長い落語を聴きました。
まんが日本昔ばなしの「地獄のあばれもの」にストーリーがよく似ている話で、地獄という奇抜な設定ですが・・・(笑)現代を風刺した大変に面白い話です。
変なお笑い番組を見るより、おなかの底から大笑いできるので、マルコは気に入ってます!!
その中で圧巻は閻魔大王が登場する場面で、落語家がすごい形相の顔になると、拍手が起こります。
閻魔大王はサンスクリット語で「ヤマ」の音写語で、もともとインドの古代神話の神でした。人類最初の死者だったんだそうです。死者の楽園の王でしたが、のちに、死者の魂を死者の国へ連れていく神となり、やがて、死者の審判をするようになりました。
地蔵信仰など一緒になりながら、中国に入ると、さらに道教の民俗信仰が加わって、十王の一人に数えられ、おなじみの姿になったんだそうです。
閻魔は閻魔の庁で地獄の獄卒を従え、閻魔帳を見ながら、浄玻璃の鏡に映し出される死者の生前の罪を裁いています。
交通地獄に受験地獄、政治家の汚職事件も多い日本です。閻魔さまもさぞやお忙しいことでしょう。
嘘をついてくれぐれも閻魔さまに舌を抜かれませんように。お気をつけて・・・。
http://lakugo.seesaa.net/article/300263637.html落語「地獄八景亡者戯」を見ることができます。