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五郎びつ についてのコメント&レビュー投稿
昔、栃木県今市の小百川沿いにある一本杉という村に、五郎という石屋が住んでいた。五郎は二十歳を過ぎても頭がぼんやりとしたような男で、田畑は耕さず嫁の貰い手もなかったが、仕...…全文を見る

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以下参照(以下のコメントに対して返信しようとしています)
Re: 五郎びつ
投稿者: 愛善院 投稿日時: 2016/8/28 17:50

これ、語り継ぐべき話でもあり、語るのに神経を使う話でもあります。
この性根の率直さと、畑を持っていなかった、嫁の来手がなかったなどの諸事情から考えると、五郎は差蔑を受けていた存在と考えられます。被差別身分であったか生まれつき障害があったかは分かりかねますが、物語の冒頭から「二十歳すぎても……」とあり、これに端を発して、結末を想像すると、五郎は黙って身を引いたのではない、という可能性がでてきます。
そうではないと信じたいし、この話が語り継がれてきたのだから、そういう差蔑されてきた人びとへの贖罪の意味をも持っていたのかもしれないと思いますが、一考の価値がある話であります。

寝太郎の系統の話は、多くこうした憂えをはらんでいるように思いますが、同時に、人間の人間たらしめる、己の欲を超えた部分を突きつけてきます。

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