まだ小さなころ、母親にやたらとこの物語の読み聞かせをせがんでいたそう。物心ついてまもなくの子供でも、この物語の美しさは感覚的に理解できたのだと思います。東北地方の厳しい冬の夜の静けさから体感的に感じられる冷たさとは対比的に、仏教的な優しさが心を内面から温めてくれるようです。中年になった今見てもなお、心を洗われるような感覚を覚えます。
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