この昔話と同じような話は「種子島の民話・第一集」(下野敏見編・未来社)にも、「日本の仁王と唐の鬼谷(きこく)」という題で収録されています。神さまがくれたヤスリで危機一髪のところを救われ、神さまのおそば近くに仁王の石像が立てられるようになった、というストーリーはすべてに共通しているみたいです。この仁王にからんだ昔話の源流や原話は、いったいどこから、どんなふうに伝わってきたのか?そのあたりの詳しいいきさつを、これからも調べ続けていきたいなと思っています。
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