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ふしぎばなし(幼年みんわ10)
この書籍の中のお話から とっくりじいさん(0625)、がアニメ化されました。
書籍名ふしぎばなし(幼年みんわ10)
編著名岸なみ
出版社偕成社
発刊日1973年2月
管理番号ksym10
※掲載情報は 2015/5/5 11:51 現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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収録数9話
収録数9話

目次

一寸ぼうし,とっくりじいさん,文ぶくちゃがま,しおふきうす,金のおうぎ銀のおうぎ,ふしぎなうり,天にとどいた竹,王さまの耳はろばの耳,だれもいない町

ふしぎばなし(幼年みんわ10)読んだ感想というかメモ

一寸ぼうし
結構、現実味のある一寸法師で、アニメほどポジティブじゃない雰囲気。以下解説より:この話は全国的に分布して、形の整った面白い民話として知られています。名前も「ちび太郎」「豆太郎」「指太郎」などいろいろです。その骨子は「御伽草子」からとられたもので、もともと成人向きの奇異物語として書かれたものです。「御伽草子」は江戸時代のはじめ(1666年)浅井了意という人が、中国の「剪灯新話(せんとうしんわ)」を真似て書いた奇談集です。(解説より)
とっくりじいさん
とっくりじいさん(0625)の出典元。アニメと比較すると印象がちょっと違ってアニメほどの悲哀はない。とっくりに生まれ変わった事がさらりと扱われている。また、修行をあきらめた和尚さんは出てこないし、とっくりの首も曲がっていない。以下解説より:新潟県古志地方に伝わる民話で、貧しい農民の願いがユーモラスに語られています。ろくに酒も飲めずに死んだ人が、せめて死後は酒どっくりにでもなって、というおどけのあとに「とっくりあんしんじゃ」と落ちのついたおかしさは、民話独特の悲哀です。(解説より)
文ぶくちゃがま
貧乏なクズ屋さんと組んで、狸は茶釡に化け、それを三両で寺の和尚さんに売った。しかし囲炉裏の火にかけられ、熱くなって山へ逃げ出して、もうこんな事はこりごり。以下解説より:全国的にみられる有名な民話です。ここでは長野県伊那地方に伝わるものによりましたが、関東にも類話が多く、中には文福茶釜の寺(館林の茂林寺)と称するものまであります。愛知県ではボンボコ茶釡と言っています。(解説より)
しおふきうす
海水はなぜ塩辛いかという素朴な疑問が、発想のもとになっていて、フランスやドイツにも類話があります。ここでは、徳島県の美馬地方の民話によりました。(解説より)
金のおうぎ銀のおうぎ
山梨県西八代地方の民話で、農民の苦しい生活から生まれた話のようです。怠け者になっても金持ちになれる所が民話の素朴な面白味です。(解説より)
ふしぎなうり
この話は「今昔物語」の「外術をもって瓜を盗み食われし話」によりました。また中国の「聊斎志異(りょうさいしい)」にも、これに似た話があります。(解説より)
天にとどいた竹
沖縄県中部の恩納地方の、いかにも竹の産地にふさわしい話です。(解説より)
王さまの耳はろばの耳
朝鮮半島の民話で、たいへん風刺的です。類話が世界的に広まっていて、主人公が理髪師であったり、帽子つくりであったりします。原型は朝鮮の「三国遺事(さんごくいじ)」に記載されているものだといわれています。(解説より)
だれもいない町
中国の民話で、唐の高宗の皇后測天武后に使えた唐臨という人が、その見聞した話を集めた本「冥報記」に収められています。中国には、会談紀聞を集めた面白い本や話がたくさんありますが、いずれも東洋的ニュアンスにあふれたものです。(解説より)

※この書籍情報は、紅子が実際に書籍を手にして内容をざっと確認したものです。(2012年7月現在)

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