こっけい・ばかばなし(幼年みんわ05)

2015/5/5 11:48 ※この画面は印刷専用画面です。
こっけい・ばかばなし(幼年みんわ05)-まんが日本昔ばなし〜データベース〜)

目次

だんまりくらべ,しっぽをだすと,ばかむこさん,かぶのおかえし,ものぐさどうし,おいもころころ,三つのねがい,わかくなるいずみ,とんまなあいさつ,あわてざむらい,まつば仙人,ふしぎなくさ,ふくのかみ

こっけい・ばかばなし(幼年みんわ05)読んだ感想というかメモ

だんまりくらべ
和歌山県那珂郡地方の民話で、類話がその他の地方にも分布しています。また落語にもなっています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
しっぽをだすと
ソビエトの民族学者アファナーシェフの収集した「ロシア国民おとぎ話全集」によりました。(解説より)
ばかむこさん
「ばかむこさん」の「ふしあな」は千葉県印旛郡(いんば)地方の民話です。桃山時代に編まれた「醒睡笑(せいすいしょう)」に収められています。醒睡笑」は、鎌倉時代の笑い話千余話を集大成した本で、落語の種本といわれます。編者の安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)は、近世落語の祖ともいわれる人です。「どっこいしょ」は「ふしあな」と同じく千葉県の民話ですが、全国各地に分布しています。また落語にもとりいれられています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
かぶのおかえし
有名なグリム兄弟が集めたドイツ民話の一つです。世界各国に同型の話があります。(解説より)
ものぐさどうし
ものぐさどうし(0631)の出典元。実際に読んでみると、基本的にはアニメと同じ。小さな差異は、理解の良い母親や村人たちは登場しない。以下解説:長野県下伊那地方の民話で、落語にもとりあげられている、一口話です。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
おいもころころ
兵庫県播磨地方に伝わる民話です。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
三つのねがい
イギリス民話ですが、オランダ、デンマークなどの国々にも、同じ型の話が伝わっています。(解説より)
わかくなるいずみ
江戸時代の中ごろ、石川雅望(まさもち)の編んだ「しみのすみか物語」に収められている笑い話です。「若返り水」、「彼岸水」などと言われ、落語にもなっています。この話は、同じ型のものが各県に分布しています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
とんまなあいさつ
これは「ばかむこ話」、「与太郎話」の一種で、狂言「骨皮新発智(ほねかわしんぱち)」によりました。落語にもある笑い話で、全国的に見られます。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
あわてざむらい
石川雅望(まさもち)の「しみのすみか物語」から取り上げたものです。「しみのすみか物語」は、茶話、落語などの短いこっけい話が、五十ほど集められています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
まつば仙人
今から700年以上前の鎌倉時代にできた「十訓抄(じっきんしょう)」という説話に収められています。「十訓抄」は日本、中国、インドの説話二百八十編ほどを10カ条の教訓に分類して、三巻にまとめたものです。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
ふしぎなくさ
落語にも取り上げられている笑い話で、同型の話が、全国的に分布しています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」によるものです。(解説より)
ふくのかみ
これは「ばかむこ話」、「与太郎話」と同じく、桃山時代に編まれた「醒睡笑」という本によりました。「醒睡笑」は、鎌倉時代の笑い話千余話を集大成した本で、落語の種本といわれます。編者の安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)は、近世落語の祖ともいわれる人です。(解説より)

※この書籍情報は、紅子が実際に書籍を手にして内容をざっと確認したものです。(2012年7月現在)

収録数13話
収録数13話
アニメ化ものぐさどうし(0631)
編著名柴野民三
出版社偕成社
管理番号発刊日1973年12月 ksym05
こっけい・ばかばなし(幼年みんわ05)-まんが日本昔ばなし〜データベース〜)